ブルー動物病院

ごあいさつ

このたび、近隣地域の皆様への伴侶動物医療サービスの提供を目的としてブルー動物病院を開設させていただきました。

動物医療は人の医療と比較してまだまだ未開発な部分が多いことに加え、

• 動物が自分自身の状態を口では伝えられないことにより診断、治療の開始が遅れてしまう
• ご自宅での投薬治療が難しいことがある
• 検査、治療費の問題

など、人の医療とは少し違った難しさがあります。

さらには、高齢化傾向にある動物たちに増加してくる病気、人気のある品種に起こりやすい病気、新しい知見が出てきた病気などに対して、エビデンスに基づいたより負担の少ない、個々の動物に合わせた治療が求められるようになってきていると思われます。

そこで当院では次のような方針に基づき動物医療サービスを 展開していきます。

診療方針

• それぞれの動物に対して丁寧な診察を心がけます。
  興奮してしまったり、怖がってしまう動物たちであっても、その子その子に合わせた方法を考えて診察・検査いたします。
• スタッフ一同、日々、知識・技術の向上に努め、治療の選択肢の幅を広げていきます。
  こちらで提案した治療がうまくできなかった場合でもその旨を遠慮なくお知らせください。
• 細分化された診療明細をはじめ、ご家族の方へのインフォームドコンセントの徹底に努めます。
  当院では病気の原因を調べて治療していく方針上、検査の頻度は高くなる可能性があります。
  そこで、なぜその検査が必要なのか、この検査を行うことにより何がわかるのか、そして、どれくらいの費用がかかるのかをご説明し、ご理解いただいた上で検査・治療を行います。
• 清潔感・明るさにあふれ、動物病院に来られるすべての方が快適に感じられる病院づくりを目指します。
  病気の相談や治療で来院される方々の不安を少しでも和らげられればと思い、余裕のある待合室をつくりました。
  ゆったりとしたスペースでお待ちいただけます。

以上のことを通して、人と動物とのより良い関係をつくり、 地域社会に貢献できる病院にしたいと思います。

院名のこと

ブルーは自分が落ち着ける海(ですが…あまり泳げず、マリンスポーツもしません)や空の色であることに加え、平和の青、地球の青でもあり、誠実さ、清潔感、冷静(クール)に物事をとらえることのイメージカラーであると思いブルー動物病院と名付けました。

なお、ブルーは心の中にあるイメージであるため、実際の建物は青くありません。来院の際にはご注意ください。

地味ではありますが、そんな青の炎を静かに秘めてまっすぐな動物医療を提供していきたいと思います。

もう一言

これまで、たくさんの出会いと別れがありましたが、その中で病気のことだけでなく、動物病院に来院される方々は何を求めているのか、また、病気の動物たちをケアするご家族の絆、そしてそれに応える動物たちの強さなど、いろいろなことを教わることができました。

今後は自分を支えてくださった方々に恩返しできるよう努めていきたいと思います。